「義務教育学校」と「小中一貫校」について
本学園は、江東区で初めて、そして現在唯一の「義務教育学校」です。 毎年、全国から多くの皆様が視察に訪 れますが、その際「義務教育学校と小中一貫校は何が違うのですか?」というご質問をよくいただきます。 義務教育学校は、平成28 年(2016 年)に制度化された新しいシステムの学校です。令和7 年度の調査では、 全国の公立義務教育学校は 259 校。増加傾向にはあるものの、国公立小中学校全体の約0.8%と、全国的にも まだ珍しい存在といえるかもしれません。 ここでは、その特徴を「小中一貫校」との違いを交えてご紹介いたします。
1. 「義務教育学校」は一つの学校、一つのチーム
義務教育学校は、小学校1 年生から中学校3年生(第9学年)までの 9年間を「一つの学校」として運営します。 • 「一つのチーム」による教育 校長は 1 名、教員組織も 1 つです。教職員全員が、9 年間を見通した「一つ のチーム」としてこどもたちを育みます。
• 柔軟な「学年区分」: 最大の強みは、従来の「6・3 制」にとらわれない柔軟なカリキュラムです。本学園で は、実態や行事に合わせて「4-5 制」や「5-4 制」を柔軟に運用しています。あえて型にはめない、いわば 「1-1-1-1-1-1-1-1-1 制」とも言える、1 年ごとの連続性を大切にしています。
• 「中1 ギャップ」への戦略的なアプローチ :同じ校内で進級するため、いわゆる「中1 ギャップ」を最小限 に抑えられます。一方で、本学園ではあえて「小さな段差(ギャップ)」を感じさせる場面も作ります。安心 できる環境の中で適度な変化を経験させ、こどもたちの自立と成長を促すのも、ならではの活動です。
2. 「小中一貫校」は手を取り合うパートナー
一方の「小中一貫校」は、小学校と中学校がそれぞれの独立性を保ちながら、密接に連携する形態です
• 組織間の連携: それぞれに校長や教員組織が存在しますが、教育方針やカリキュラムを共有し、協力し 合います。
• 専門性の共有 それぞれの校舎や伝統を大切にしつつ、小・中の先生が互いの授業を受け持つなど、専 門性を活かした交流が行われます。
私たちが届ける価値(共通点) 仕組みに違いはあっても、こどもたちに届けたい価値に変わりはありません。下の3つについて地域・保護者の 皆様と共にじっくりと育んでいくことが私たちの使命です。
〇安心感のある学びの提供(中1 ギャップの解消と成長支援)
〇専門性の高い授業(教科担任制などの導入)
〇「どんな自分になりたいか」を育む(9 年間の長いスパンでの自己実現)
【イメージで例えるなら】
• 義務教育学校は、一つの大きな家で家族全員が暮らすスタイル
• 小中一貫校は、隣り合う家同士を廊下でつなぎ、協力して子育てをするスタイル
本学園は、この「一つの大きな家」という強みを最大限に活かし、こどもたちの未来を支えてまいります。
公開日:2026年05月07日 18:00:00
更新日:2026年05月07日 18:55:56