校長挨拶
「未来を創る」
校長 福田 克彦
新入生169名、新7年生94名、全児童生徒1363名(昨年度末比90名増)、前期課程32学級、後期課程9学級、合計41学級(昨年度末比3学級増)で有明西学園の令和5年度がスタートしました。
昨年度は、『開校5周年記念集会』を開催して、児童生徒・職員・来賓で有明西学園の今までを振り返り、「これから」の未来に向かって前進していく決意を全員で共有しました。
このことを踏まえ、令和5年度のテーマを「未来を創る」として、開校10周年を迎える5年後の学園の姿をこどもたちとともに創造していきます。そのために、学園の特色を生かした平和教育や木育、全校縦割り班活動などの行事を一層充実させるとともに、義務教育学校9年間の連続した学びを行うことで、学習効果を高めていきます。つまり、こどもたち一人一人の成長こそが学園の未来を創ることにつながっていると考えます。
そして、令和5年4月1日から子どもの権利を守る法律、「こども基本法」が施行されました。有明西学園では、すべてのこどもたちを個人として尊重し、こどもたちが、意見を表明する機会を授業や諸活動で意図的に与えていきながら「こどもまんなか学校」を目指していきます。さらに、現在取り組んでいる、教科担任制による授業や複数担任制を活用して、より多くの大人たちが、こどもたちの意見を受け止める機会とし、思考力・判断力などを育成していきます。令和5年度も様々な取り組みに挑戦していきます。
さて、令和4年度末に東京都が急遽決定した異動・退職教職員と児童生徒とのお別れの会を3月24日の修了式後に行い、有明西学園を去られる教職員からお話をいただきました。以前までは、こどもたちにお別れの言葉もかけることができず、職場を去ってしまうことが常でした。しかし、こどもたちに向き合いお別れを打ち明けられたことは、教職員にとって、とても良い機会となりました。これからもこどもたちと真摯に向き合い、教育活動を行ってまいりますので、本年度も一層のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。
更新日:2023年05月11日 18:41:29