【タイトル】

【9年生】9年生の平和宣言(全文)

【本文】

平和宣言  1945年8月9日午前11時02分。 心地よい快晴の朝、原子爆弾「ファットマン」が長崎市松山町上空で強い閃光と共に炸裂しました。  爆発後、その年の内に人口24万人のうち約7万4千人が亡くなり、多くの建物が焼け焦げ倒れてしまいました。突如現れた光の玉は賑やかな港湾都市を、一瞬にして消し去ったのです。  爆風、熱線、放射線などによる急性障害に加え、長期にわたるさまざまな原爆症が人々を襲いました。  戦争の計り知れない恐怖を、長崎の地で生き続けるたくさんの命を、ここに刻まれた歴史の数々を、風化させてはいけません。  今、こうしている間にも、世界では悲惨な争いが続いています。  この問題は、ニュースやSNSを通して度々話題に挙げられているため、必ずと言って良いほど耳にしているはずです。また、この問題に対して関心を持ち、日々深刻化する現状に ただ平和を願う人も多いのではないでしょうか。  そんな中、わたしたちには、戦争をとめることも、被害に遭われた方へ直接手を差し伸べることもできません。  それでも、想いを寄せ、身近なところから平和への願いを広げることはできます。  ひとりひとりが思い描く明日は違えど、誰かを想い大切にする気持ちがあれば、平和な未来を紡いでいけるかもしれません。  そのために、わたしたちは3つのことをここに誓います。 一、優しい心を持ち、思いやりや感謝の気持ちが持てる人になります。 一、命の尊さを重んじ、いじめや差別、偏見のない社会を目指し、自ら行動することに挑戦します。 一、歴史を学び、平和に対する思いを深めます。     二度と戦争のない未来、自分と周りの人たちの幸せを願い、 自分が自分らしく生きられるよう努力します。  そして、世界の平和のために、自分たちができることを考え、一人ひとりが永遠の明るい未来を送ります。  令和4年度 江東区立有明西学園 9年生一同


【添付ファイル】

この記事に添付ファイルはありません。